実用便利帖―胃がんは早期発見すれば90%以上は完治する。頭痛薬の飲み過ぎは胃潰瘍(いかいよう)の原因になりやすい。
(NHK総合テレビ 「生活ホットモーニング8:35」6月16日放送より)
◎胃ガンは早期発見をすれば90パーセント以上は完治すると言われているのが特徴。
早期発見すれば、おなかを切開しない内視鏡手術などですみ、術後の生活にも大きく関わるため、いかに早期発見できるかがカギ。しかし、胃ガンは進行が遅く、数ミリの大きさになるまで数年かかるものもある。
X線はバリウムの陰で凹凸を検査するもので、一番発見したい早期の小さいガンは見つけにくいため、東京都足立区では10年前から胃ガン検診の項目からX線検査を外し、代わりに現在は血液検査(ペプシノーゲン検査―ペプシノーゲンの濃度で胃の年齢が分かり、胃がんのリスクが分かるので、次に内視鏡検査を導入しやすい)とピロリ菌(1979年に発見され、胃がんと深い関係があることが分かっている)診断の2項目で行っている。
(※X線検査は進行ガンなどを発見するためには重要な検査であり、全国自治体の胃ガン検診では引き続き行われています。)
※ペプシノーゲン検査は多くの自治体で行われています。
ピロリ菌診断はまだほとんどの自治体で行われていません。(自治体により違います)
オーストラリアの細菌学者のバリー・マーシャル教授(現西オーストラリア大学の微生物学教授) はこれまでストレスや辛い食べ物が原因だと思われていた胃かいようの原因が実は、このピロリ菌であることをみずから菌を飲み急性胃炎になったことで証明しノーベル賞を受賞した。現西オーストラリア大学の微生物学教授。
※ピロリ菌診断を受けるには…
内視鏡検査、血液検査、息をはくことで計るものなど検査方法はさまざまある。
胃かいようなどの症状があれば保険が適用される。全国各地の多くの病院や診療所で行われている。
料金などは各病院によって違うのでお近くの病院や診療所に問い合わせを。
※ピロリ菌除菌を受けるには…
胃かいようなどの症状がある人に限り保険の適用。自費だと約5千円~1万円で。
抗生物質を1日2回、1週間継続して飲む。
ただし、耐性菌などの存在で完全に除菌できない場合があり、下痢や肝機能異常などの副作用もおこることがあるので医師に相談を。
◎頭痛薬の飲み過ぎは胃潰瘍(いかいよう)の原因になり易い。
解説:頭痛薬だけでなく、治療などで服用するアスピリンなどの鎮痛剤の使いすぎも胃かいようの原因になります。 胃かいようは胃酸から胃を守る粘膜が少なくなって胃に穴が開くこと。
イブプロフェンなどのNASAIDs(エヌセイド)やアスピリンなどの成分が胃粘膜を痛め、胃粘膜合成も妨げることが実証済みです。
空腹時の服用を避け、飲み過ぎないなど医師の処方や使用上の注意を守ることが大事です。
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