極真(きょくしん)の由来ー大山倍達(ますたつ)
「極真」の言葉の意味は、千日を以って初心とし、万日を以って極(きわ)みとする、という武道の格言に由来している。
初めて武道を志す者が、ようやくその初心に達するまでには、先ず、千日(3年)の修行を必要とし、そしてその極み、つまり極意の境地に至るまでには、万日(30年)はかかるというほどの意味である。
自分を引き合いに出すのも心苦しいが、私は拳の道一筋に40年近く邁進してきた。 苦しい修業もあった。世界中のあらゆる格闘技を始め、猛牛や熊とも闘ったこともあった。
私は今でも朝夕の稽古において、空手の最も初歩である拳の握り方一つについても悩み、迷い続けているのである。 そして今でも絶えず、工夫と研究を重ねているのである。何故なら、私自身、今も常に疑問をもっているからだ。 こうした一事をもってしても、いかに武道の道が遠く、その修業がいかに厳しいものかが、読者には理解して貰えるであろう。
大山倍達(ますたつ)著 「わが空手修業」 ㈱徳間書店 より抜粋。
大山倍達(おおやま ますたつ)1923-1994
寸止めでない、直接打撃制の“極真空手”の創始者。1971年から1977年まで「週刊少年マガジン」で連載された、梶原一騎原作の劇画『空手バカ一代』のモデルにもなった。
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